【合格体験記】一発合格までのプロセス 〜1次試験 模試受験〜(第3回:6月末)

合格体験記

中小企業診断士試験の勉強は、①1年以上かかる、②受験科目が複数ある、ことから、ペース配分が気になりますよね。

この記事では、私が勉強期間1年で、一発合格に至ったプロセスについて、紹介していきます。

今回は、第3回として、1次試験の模試受験の記録です。

模試を受験する理由

前回の記事でも書きましたが、模試は必ず受験しましょう!

なぜなら、中小企業診断士試験は、年に1回しかありません。

実際に受験してみて、本当に緊張しました。

そして、長時間に渡り、試験問題を解かなければならないストレスは思いのほか大きかったです。

そのため、少しでも、試験慣れしておくことが重要です。

資格予備校も気を利かせて、本番と同じ時間割で模試を実施してくれていますよ!

申込

資格予備校で実施されている中小企業診断士の1次試験の模試は、概ね本番の1カ月前に開催されています。

中小企業診断士試験の1次試験は、択一式で、かつ、合格基準が総点数の60%以上とされていることから、絶対評価の試験と言えます。

しかしながら、私は相対的な実力も図りたかったことから、最も受験者数が多いとされる「TAC」の模試を受講することにしました。

TACの模試の申込時期は、例年4月下旬から5月上旬で、もちろん、インターネットから申込可能です。

模試の数日前~:持ち物の準備

模試に持参する持ち物は、本番を想定し、万全の準備をしましょう。

私の持ち物リストは、こちらのとおり。

用意は前日までに!再チェックを当日に!

模試当日:試験会場で確認すること

試験会場に入ると、すぐに試験室に向かいたくなります。

しかし、後々の行動のため、2つの場所を確認しておきましょう。

もちろん、模試の時から、本番同様に確認していきます。

(1) トイレの場所

中小企業診断士試験の受験者の大半が男性です。

故に、男子トイレが異常なほど、混雑します。

そのため、複数のトイレの場所を事前に確認しておきましょう。

(2) 昼食を取る場所

昼食を取る場所も争奪戦です。

試験を早く終えた者から順に、どんどんベンチが埋まっていきます。

トイレと同様に、複数の候補を事前に確認しておきましょう。

こうやって探索していると、気持ちも落ち着いてきます。

適度な緊張感で試験室に向かいましょう。

模試当日:試験開始前に行うこと

机上に置くものの準備、スマホなどの電源OFFの確認の後、次の2点の行動を取ることをオススメします。

(1) ストレッチ

試験中は、長時間同じ姿勢になるので、肩が凝りますよね。

そのため、各科目の試験前に、首や肩をほぐしておきましょう。

(2) 折返し時間の確認

1次試験は正答率60%で合格できます。

つまり、40%は間違っても良いということです。

したがって、できない問題に見切りをつけていくことが重要です。

そのため、試験中の時間管理は必ず実施してください。

私の場合、試験時間の折り返し時点で、何問解答しておくか、あらかじめ科目ごとに決めていました。

ちなみに、目標解答数は、総解答数の半分プラスアルファにしていました。(例:総解答数が45問であれば、折り返し時点の目標解答数は23問)

過去問を解いていく中で、自分なりの時間管理を決めておきましょう。

模試当日:ワンランク上の模試活用方法

資格予備校の模試は、本番と同じ日程で組まれており、普通に模試を受験するだけでも、試験慣れの効果は十分にあると思います。

(2019TAC模試日程)

しかし、せっかく模試を受験するのであれば、徹底的に活用したいですよね?

私がオススメしたいのは、過酷な試験環境を模試で体験しておくことです。

試験室に入ったら、一目散に窓側や教室の後ろなど、快適な座席に向かいたくなります。

しかし、本番では、もちろん、座席を選ぶことはできません。

そのため、模試では、あえてストレスがかかる座席で受験しておきましょう。

一足先に模試で体験しておけば、本番で面を食らうことを回避することができます。

模試で、こんな座席があれば、是非、その座席で受験しましょう!

ちなみに私は、科目ごとに席を変えて、様々なパターンを体験しておきました。(私も迷惑なやつですね。。苦笑)

模試の結果

こちらが模試の結果です。

厳しい!笑

過去問の出来は、かなり良かったのに、この有り様!!

評価Cは、「合格ボーダーライン上」とのこと。

いや、気づいてましたよ。

問題を解いてるときから、見たことない単語が結構あって、これはヤバイなってこと・・・笑

当時の私は、この結果に結構ショックを受けました。

そして、1次試験の勉強時間を増やしたのですが、この選択は間違いでした。

1次試験の勉強時間を増やした、というより、むしろ増やし過ぎた。

結果として、2次試験の勉強時間を減らしてしまったのです。

実際、このあと、1次試験本番では、合格基準の420点を大きく上回る534点でしたが、一方で、先回りして2次試験の勉強をしていなかったので、勉強時間の負担が大きくなりました。

中小企業診断士試験は、1次試験と2次試験で構成されます。

効率的に合格するためには、どちらかに偏ることなく、計画的に勉強していく必要があります。

今回の教訓は、4年分の過去問の得点よりも、たった1回の模試の結果を、重視してしまったことです。

私と同じ轍を踏まないように、是非、気をつけてください。

勉強のポイント

■ポイント1 本番を想定して行動する

イチロー選手がルーティンを行う目的は、「野球以外でのストレスをなくすこと」です。

試験当日、できれば試験だけに集中したいですよね。

そのために、模試の段階から、試験時間以外の行動を事前に決めておき、ルーティン化することは有効だと考えます。

■ポイント2 模試の結果はあまり気にしない

私は、4年分の過去問の得点よりも、たった1回の模試の結果を重視して、1次試験の勉強時間を増やしてしまいました。

その結果、2次試験の勉強の負担がキツく、大変な思いをしました。

確かに、模試の結果に動揺してしまいますが、それまでの過去問の結果を信じて、勉強の計画を立てた方が良いと思います。

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