中小企業診断士試験の概要をまとめました

試験情報

試験の概要を読んだけど、よくわからない・・・

試験勉強でそれどころじゃない・・・

とにかく調べることがめんどくさい!!

そんな方々のために、試験の概要をまとめました。

まとめた項目は、次のとおりです。

1 受験資格
2 スケジュール
3 試験会場
4 受験料
5 試験科目の一部免除
6 試験内容と合格基準(1次試験)
7 試験内容と合格基準(2次試験 筆記試験)
8 試験内容と合格基準(2次試験 口述試験)

1 受験資格

受験資格はありません。

誰でも受験できます。

そのため、受験者の年齢も10〜70歳代と幅広くなっています。

(2019年度1次試験受験者数)

ちなみに、2019年度の2次試験の合格者の中には、70歳以上が2名もいます!
スゴすぎる・・・

2 スケジュール

試験のスケジュールは次のとおりです。

ポイントは、「1次試験」から試験最大の山場である「2次試験(筆記試験)」まで、わずか「約2ヶ月半」しかない点です。

さらに、1次試験の合格発表前(9月発表)から、勉強を進めなければなりません。

加えて、夏休み時期とぶつかることから、家族の理解も必要です・・・

3 試験会場

試験会場は、1次試験が8地区16会場、2次試験は7地区9会場となっています。

試験会場が遠隔地だと、移動がめんどうですね。

というのも、試験日は計4日で、1次試験を連泊した場合でも、2次試験と合わせて、往復3回の移動が必要になります。

もちろん、ホテル代や交通費の出費も必要になります。

あと、一番気を付けたいのは、慣れない場所であるために、試験前日に眠れなくなることです。。

考えるだけでも恐ろしい・・・。

必要な人は、まくらを持って行った方が良いかもしれません。

ちなみに、私は、自宅から行ける距離でありながら、「2次試験(筆記試験)」の前日に一睡もできませんでした。

けど、まぁ、人間なんとかなるものです!笑

4 受験料

1次試験は13,000円、2次試験は17,200円です。

多年度受験する場合、その分の受験料が必要になる点に注意が必要ですね。

5 試験科目の一部免除

特定の国家資格を保有している場合など、一部の科目について免除申請ができる場合があります。

ただし、得点源にできる場合は、試験の制度上、有利に働きますので、まずは過去問を問いてみてください。

得点源にできる場合は、免除よりも、受験することをオススメします!

6 試験内容 1次試験

1次試験はマークシート方式による択一式で、2日間で7科目を受験します。

受験時間は、1日目5時間、2日目3.5時間と長丁場です。

そのため、休憩時間に散歩したり、ストレッチしたり、気分転換することをオススメします。

さらに、私は1日目の帰りに銭湯に行きました!これもオススメです!

1次試験の合格基準は、次の2つを満たすことです。

(1) 得点合計が420点以上である(総点数の60%以上である。)※
(2) 1科目も40点未満がない
※科目免除を申請している場合、該当科目分を除いて計算されます。

また、1次試験の合格の有効期限は2年間(合格年度を含む。)です。

つまり、最大2回、2次試験を受験することができます。

なお、1次試験が不合格でも、60点以上を得点した科目は「科目合格」となります。

科目合格の有効期限は3年間(合格年度を含む。)です。

ただし、1次試験に合格すると、科目免除申請資格はすべて消滅し、代わりに1次試験の合格の有効期限2年間が付与されます。

7 試験内容 2次試験(筆記試験)

2次試験は、筆記試験(10月中旬)と口述試験(12月中旬)で構成されます。

そのうち、筆記試験は、ケーススタディ形式で、4つの事例について、それぞれ4~5問程度の設問に解答します。

解答文字数が各設問15~200文字程度に指定されるなど、学生時代に受けてきた国語の試験に似ています。

なお、筆記試験の合格者のみ、口述試験に進むことができます。

1次試験は、しっかり勉強すれば誰でも合格できると思いますが、2次試験(筆記試験)は、採点基準がよくわからないこともあり、受験対策しづらいため、難易度はグッと上がる印象です。

2次試験(筆記試験)の合格基準は、次の2つを満たすことです。

(1) 総点数が240点以上である(総点数の60%以上である。)
(2) 1科目も40%未満がない。

ただし、2次試験の合格率が20%程度で推移していることから、相対的評価により得点が決められています。(と思います。)

なお、1次試験と異なり、2次試験(筆記試験)には、合格の有効期限という概念はありません。

つまり、口述試験で不合格となった場合、2次試験(筆記試験)もしくは1次試験を再度受験することになります。(おそろしい・・・)

8 試験内容 2次試験(口述試験)

中小企業診断士試験の最後は、口述試験です。

口述試験は、個人面接方式で、筆記試験の事例から計4~5問の質疑があり、面接時間は約10分間です。

私の時は、受験生1名に対して面接官は2名でした。

ポイントは、試験前に4つの事例と想定問答を覚えておくことです。

というのも、試験中、資料等を見ることができないんですよね。

2次試験(口述試験)の合格基準は、次のとおりです。

・口述試験における評定が60%以上である。

ほぼ100%の通過率なので、上の合格基準はあまり参考にならないような気もします。

とにかく、まずは体調管理をしっかりして受験すること!、そして、油断せずに事例と想定問答を覚えること!

そうすれば、必ず合格できます!

まとめ

中小企業診断士試験は、8月~12月の4カ月に渡り、実施されます。

1次試験を合格すれば、最大2回、2次試験(筆記試験)を受験できますが、2次試験は1回目に全力を投じた方が良いと考えます。

なぜなら、2回目のプレッシャーは相当大きいから。

落ちたら、1次試験からやり直し。

そう想像するだけで、余計に力が入ります。

もし、多年度受験の計画をお考えなら、1次試験を複数年で受験し、2次試験は1発合格を前提に計画するのがオススメです。

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