【合格体験記】一発合格までのプロセス~2次試験の勉強開始~(第6回:8月)

合格体験記

中小企業診断士試験の勉強は、①1年以上かかる、②受験科目が複数ある、ことから、ペース配分が気になりますよね。

この記事では、私が勉強期間1年で、一発合格に至ったプロセスについて、紹介していきます。

今回は、第6回として、1次試験終了後から2次試験の模試受験直前までの記録です。

目標とする2次試験の勉強時間の検討

1次試験終了後から、2次試験(筆記試験)の前日まで、わずか「2ヶ月半」しかありません。

しかも、私の場合、1次試験の模試の結果にショックを受けて、1次試験の勉強時間を増やしたことで、ここまで、2次試験の勉強を全くしていません・・・

その上、2次試験では、昨年度1次試験を合格し、多年度受験の計画で、受験してくる経験者達もライバルになります。

締めてかからねば・・・。

まずは、2次試験の勉強開始前に、目標とする勉強時間を検討します。

私の場合、1次試験の経験上、仕事や家族のことを考慮すると、1日平均の勉強時間の上限は「3時間半」です。

一発合格を目指すため、3時間半×75日≒「250時間」を目標とする勉強時間に設定しました。

仮に250時間勉強した場合、1次試験の勉強時間640時間と合わせて、890時間。

中小企業診断士試験の合格に必要な勉強時間である1,000時間に近い数字なので、相場的にも問題なさそうです。

2次試験のためのテキストの検討

1次試験は「レボ診断士ゼミナール」から送られてくるテキストのみで、難なく合格しました。

しかし、2次試験は、「レボ診断士ゼミナール」以外のテキストも購入しました。
理由は、2次試験は、択一式の1次試験と異なり、複数の正解が存在する、つまり、様々な解答のアプローチを知っておく必要があるからです。

私が「レボ診断士ゼミナール」以外で、購入したテキストは次のとおりです。

(1) 2次試験事例攻略のセオリー(平成25年度版)
(2) ふぞろいな合格答案11
(3) ふぞろいな合格答案12
(4) ふぞろいな合格答案10年データブック
(5) 意思決定会計講義ノート
(6) TAC第2次試験問題集2019年度版

もし、みなさんが2次試験のテキストを購入される場合、必ず「6月中」に発注してください。

理由は、1次試験の終了後、大半の2次試験のテキストは「在庫切れ」になります。
テキストが手元にないために、勉強を進められないなんて、考えるだけでもおそろしいですよね。

何度も書きますが、1次試験終了から二次試験(筆記試験)までは、わずか「2カ月半」しかありません。

2次試験のテキストは、必ず「6月中」に発注しましょう!

なお、私が使用した各テキストのレビューは別記事で書きたいと思います。

勉強時間

さて、実際に勉強した時間ですが、2次試験の勉強開始後、8月の1日平均の勉強時間は2時間18分でした。

目標とする1日平均3時間半には達しませんでしたが、累積時間は着実に積み上がります。

8月の約1カ月で「62時間20分」!

実は、この期間、家族からの要望に応え、北海道旅行に行っていたことを考えると、良いペースです!

勉強時間(事例別)

まずは、「2次試験事例攻略のセオリー(平成25年度版)」を使用し、2次試験の解答手順から学び始めました。

そして、この解答手順に沿って、過去問を解き、その後「レボ診断士ゼミナールの講座」や「TAC第2次試験問題集2019年度版」の解説を読んでいきました。

加えて、事例Ⅳについては、計算問題が中心であることから、得点源にするため、「意思決定会計講義ノート」を並行して使用していました。

進捗状況

2次試験の勉強開始後、1カ月経過して、次のような進捗状況でした。

当面の目的は、解答手順を身に付けることですが、過去問2年分を解いた程度では、依然、ぼんやりした状態でした。

しかしながら、そもそも目指しているコンサルタントという職業が「数字」、「論理」、「フレームワーク」を活用する職業であることを考えると、解答手順を身に付ける作業は道理に合ったものだと確信していました。

ちなみに、私の場合、「事例攻略のセオリー」、「レボ診断士ゼミナールの講座」、「TAC第2次試験問題集2019年度版」の解答手順や解説は、それぞれ単体だと、しっくりきませんでした。

そのため、各テキストの内容を元に、特に解答を導くための「型」を増やすことを意識して、オリジナルの解答手順を作成しました。

例えば、「解答構成の型」として、「SWOTを問う設問 → 解答構成「強みは〇〇〇、弱みは〇〇〇」」というように、様々な型を確立していきました。

勉強のポイント

2次試験の勉強のポイントをまとめてみました。

■ポイント1 事例Ⅳを得点源にする

事例Ⅰ〜Ⅳの中で、唯一、絶対的な解答があるのが、計算問題が含まれる事例Ⅳです。
言い換えれば、勉強量が得点につながりやすい、唯一の科目です。

得点が上がりやすいことから、手ごたえを感じやすく、モチベーションの維持にもつながります。

試験合格後、コンサルタントとして活躍する上でも「財務・会計」は必要不可欠な知識となりますので、是非、事例Ⅳを得点源にしましょう!

■ポイント2 複数のテキストの解説を読む

事例Ⅰ〜Ⅲの解答は、複数の解答パターンが存在することもあり、自分に合う解説、合わない解説が存在します。
そのため、2次試験の勉強では、とにかく、様々な解答と、その解答を導くアプローチ方法に触れることが大切です。

そして、オリジナルの解答手順を作成するなど、蓄積した情報を可視化していくことが重要です。

解答に至るまでの様々な「型」を見に付けることで、様々な設問に対して「型」で返すことができるようになります。

もし、解答手順に悩んでいる場合、思い切って、オリジナルの「型」を作ることをオススメします。

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